マンションやアパートといった集合住宅の大規模修繕工事は、そこに住む多くの方々の暮らしを守る責任ある仕事です。
見た目の美しさはもちろん、構造の安全性、防水性、資産価値の維持など、様々な観点から確かな品質が求められます。
しかしながら、業界全体を見渡すと、「工期を守ること」「コストを下げること」ばかりが優先され、本来重視されるべき施工品質や工程管理が疎かにされているケースも少なくありません。
善では、そのような状況に対し真摯に向き合い「品質こそが信頼をつくる」という強い信念のもと、独自の三段階検査体制を敷いています。
元ゼネコン出身者を含むプロフェッショナルが驚くほどの徹底した品質管理。それが、善が数多くの管理組合・オーナー様から選ばれる理由です。

品質に妥協しない「三段階検査体制」の全容

善の品質管理は、ただの「現場確認」ではありません。
それぞれの段階で異なる視点と役割を担い、抜け・漏れ・見逃しのない仕組みで、工事全体を俯瞰的かつ厳格に管理します。

第1段階｜現場監督による日々の「リアルタイム検査」

最前線に立つのは、善の現場監督。現場に常駐し、職人の作業を逐一確認します。
この段階では以下のような検査を日々実施しています。

• 仕様通りの材料が使われているか
• 工程ごとの手順は正しいか
• 塗布量や乾燥時間など、技術的な基準が守られているか
• 足場・養生・安全管理に問題はないか

現場は常に変化しています。
だからこそ、「今この瞬間」にしか見えない問題を即座に察知し、是正する対応力が求められます。
善の現場監督は、単なる管理者ではなく、現場の品質をつくる最初の守り手です。

第2段階｜本社品質管理スタッフによる「技術監査的チェック」

現場監督のチェックに加え、善では本社から独立した品質管理スタッフが定期的に現場に赴き、二重のチェック体制を実施しています。
この第二段階では、

• 設計図面や仕様書との整合性の確認
• 塗膜の厚み、アンカーの施工深度、防水材の接着状況などの実測
• 写真による記録と工程報告書の確認
• 共用部の安全確保や、入居者動線の整備状態

など、書類と実物の両面からのクロスチェックが行われます。
社内でありながら現場から一歩引いた立場の専門スタッフが入ることで「現場に慣れすぎた目では見逃しがちなリスク」にも的確に対応できます。

第3段階｜代表責任者による「最終品質確認」

工事が完了したタイミングで行われるのが、代表責任者による最終チェックです。
善の代表者は、豊富な現場経験を持つ施工管理のエキスパート。
品質の最終責任を負う者として、図面・写真・実物を突き合わせながら、以下のような最終確認を実施します。

• 全体の仕上がりにムラや粗さがないか
• 雨仕舞いや排水の流れは設計通りか
• 後から確認が難しい箇所も施工記録で証明できているか
• 管理組合様や住民の皆様への説明内容と実際の成果が一致しているか

この第三段階を経て初めて、善では「工事完了」と見なされます。
現場任せにせず、会社全体で品質を保証する責任体制が、善の大規模修繕の大きな特長です。

品質管理を“見える化”する取り組み

善では、工程ごとの写真記録を徹底しており、お客様への報告書も「誰が見てもわかりやすく」整理しています。
また、現場で発生した問題や変更点は、日々の報告で共有・蓄積され、善全体のノウハウとして生かされています。
このような情報の一元管理と蓄積は、次回修繕時のトラブル防止にもつながり、長期的な資産保全という観点でもお客様に大きなメリットをもたらします。

高品質を、適正価格で。

善の品質管理体制は、業界の常識に照らしても「ここまでやるのか」と驚かれるレベルです。
しかし、私たちはただ手間をかけるのではなく、品質を上げるために必要な手順だけを徹底しています。
そのため、過剰なコストがかかることはありません。
無駄を省き、最適な手順で、最大の成果を引き出す、これが善の品質管理の本質です。

「信頼に足る修繕工事」とは何か？

大規模修繕工事は、一度終われば終わり、ではありません。
むしろ、その工事の真価が問われるのは数年後です。
「施工直後はきれいだったのに、数年で劣化が再発した」
「共用部の不具合が増えた」
「管理組合の内外から不満の声があがっている」
こうした事例を、善は多く見てきました。
だからこそ、目に見えないところまで徹底的に向き合う品質管理が、次の世代の安心を守ると信じています。

善の品質は、「暮らしの未来」を守る力。

高品質な修繕工事は、建物の寿命を延ばし、住む人々の心に安心を届けます。
善は、これからも誠実な施工と揺るぎない品質管理をもって、お客様の資産と信頼を守り続けます。